サポーター様限定メールマガジン アーカイブ2017年9月号


どうしたら自殺対策の担い手を増やせるのか?を考え続ける
2017年9月号 代表伊藤コラム 仮想通貨とNPOに関するコラムの一部

さて、このような話をする背景には私の大きな問題意識である
「今後自殺対策の担い手をどう増やすか?」というのがあります。

簡単に言うと「死にたい」人に対し、それを支える「担い手(プレイヤー)」が少なすぎるのです。
理由は色々ありますが、最も大きいのはお金の問題です。
自殺対策というのはマネタイズも極めて困難で、寄付もされにくい分野と言われます。

そもそも命にかかわることなので、その危機介入に関する
効果測定も
様々な側面から難しいです。(それって投資しにくいですよね。)
(ある介入をするグループとしないグループを分けて、 大体10万人に20人程度おこる自殺で、
どっちのグループが
殺で亡くなる人が減ったかなど、倫理的にも規模からいっても難しさがあります。)
自殺の危機にある人の直接支援はSIB(ソーシャルインパクトボンド)では取り扱うのが困難な領域だと理解しています。
※SIBとは「社会的課題の解決と行政コストの削減を同時に目指す手法で、
民間資金で優れた社会事業を実施し、事前に合意した成果が達成された場合、
行政が投資家へ成功報酬を支払います」引用:http://socialimpactbond.jp/sib/

OVAが2013年に参画以降もこれだけ「子ども・若者の自殺」が
イシュー(社会課題)化していながら、新たなプレイヤーはほぼ入ってきません。

なぜか?

命にかかわる支援でプレッシャーもあるし、生活は安定しないし
※社会的に賞賛もされ
にくい・・・。
やらずとも皆が無意識で知っているからです。

(※なので、マンスリーサポーターの方がいることやcampfireでの
クラウンドファンディングの支援してくれる方がいたことは
サポーターの皆さんが思っている以上に私達OVAを資金面だけでなく、
心の面でも励ましてくれています
私自身、起ち上げ時などいわゆるディスられることも多かったので、
逆に稀にいただいた励ましの言葉は感動して今でも記憶しているほどです。)

結論、今の所、「自殺対策のNPOたちあげます!」と自殺対策の世界に
入っていくのは相当な痛みを覚悟しなければなりません。

もちろん、自殺もそうですし、他の領域でもそうなのですが
社会的に排除される人に寄り添い、社会をより包摂的なものをしていこうと
本気で考え、行動する人は、ある意味社会から排除される/攻撃される
(そういう風に感じる)事もあります。

そういう「経験せざるを得ない痛み」はともかく、自殺対策の担い手になろうという人が、
必要以上に
脅かされず、自分自身の健康を保ち、家族と暮らしていけるように
整えていく必要があると思います。
これから自殺対策にかかわる若い人には幸せになってほしいと、心から本当に思います。

どうすれば担い手を増やせるか?そのために、どうすれば継続的に資金を集められるか?
問いを解決志向に持ちながら、さらに深めていきます。
数年前からSIBの先にあるものを真剣に考えていますがもちろんそんな簡単には思いつきません。

今回は、ICOは担い手を増やすためにも考えられる策として
大きなポテンシャル可能性がある、と私が考えているという話でした。

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