事務局スタッフブログ

コーチング×NPOマーケターの効果 ービジネスのスキルをNPOにー

OVAの事務局ブログをご覧いただいてありがとうございます。
事務局の土田です。

今回は、最近事務局にあった変化についてお話させて頂きます。
8月から3か月間、OVAを応援頂いている方から土田にコーチングして頂く機会を頂きました。

今回は、コーチングによって自分自身どのような変化が生まれたのか、コーチングにはどのような効果があるかについて経験談でお話いたします。

コーチングして頂いた経緯

今回の機会は、元々OVAのことを応援して下さっているMBAの先生からご紹介頂きました。
コーチングして下さったのは、企業で社会課題解決に関連する事業を行っている方で、NPOスタッフへのコーチングを通して社会課題解決の加速を目指している方です。

今回このような機会を頂いて、団体としての底上げのためにも代表の伊藤ではなく土田にコーチング頂きました。

最初の問題意識

コーチングを受けるにあたって、まず最初に達成したい目標を設定しました。
個人的に、仕事上の目標設定を行うことが苦手で、環境的にも難しさを感じていました。
特に前例があまり分野での仕事で、スタッフも少なく、細かいノウハウの勉強は自分で調べてできても、仕事の効果的な進め方は学びづらいです。
仕事のスタイルが、何となく必要そうでよさそうなことをとりあえずやってみる形式だったので、先が見えにくいという課題がありました。

そのため、今回の機会に「目標設定の力をつける」という目標を設定して開始しました。

取り組んだこと

目標設定

実際のコーチングで取り組んだことは、3か月間、毎月1~2回、仕事の目標設定と振り返りを行うというものです。
一番最初のミーティング時に、年度末と3か月後までに仕事で達成すべき目標を、具体的な数値の成果目標と目指す状態の状態目標として2つの観点から設定します。
年度末と3か月後の成果目標・状態目標を設定したら、そこから逆算して、毎月の成果目標・状態目標、そして具体的に「どんなアクションを今月行うか」を示す行動目標を立てました。

振り返り

年度末と3か月後の目標達成に向けて毎月1時間ほどかけて、成果目標・状態目標・行動目標を立てて振り返るということを、コーチと一緒に行っていきます。
その中でできたことやできなかったこと、感じたことを振り返り、それを次の目標設定に反映するというサイクルです。

フィードバックのありがたさ

このようなサイクルを本来一人で回せるのが理想ですが、今回はこれを身に着けることが目的です。
コーチによる定期的なフィードバックを頂くことが、非常に大きな助けになりました。
その中で特に3つの点があります。

1.外部から習慣化してもらえる
このサイクルを自分ひとりで行うのは、かなりの精神力がないと難しいと思います。
毎月目標と振り返りをメールでの課題形式にして頂いていました。
定期的にモノとして作って送る形が、まずは身に着けるきっかけになりました。

2.目標がズレていないか客観的に見てもらえる
毎月の目標を作ってみると、個人的にしっくり来ても客観的に違うのでは?というフィードバックをもらうことがありました。
長期の目標達成につながる短期の目標が立てられているか、当初の目標とずれてきていないか、目標の難易度は適切そうかを客観的にチェックする意識を持つようになりました。

3.目標を具体化するためのアドバイスを頂ける
例えば個人的な状態目標として「マーケティングの基礎知識を身に着ける」という目標を立てたときに、「何をもって達成と言えるのか」の定義は難しいかと思います。
目標を具体化するにあたって、参考になる指標や自分の知らないツールのアイデアを頂けるのも貴重な機会かと思います。
(今回「体系的に勉強する」のツールとして、グロービス学び放題を法人契約しました。)

3か月の変化

実際に3か月間コーチングを受けてみて、個人的に感じる変化が大きく2つあります。

1つは、自分が取り組む事業の全体像を見る意識がついたことです。
元々「どこを目指して」「なんのために」という意識は強かったのですが、さらに「どのような数値目標で」「どのような状態を目指す」まで具体的に考える習慣がつきました。

2つ目は、目標設定→振り返り→改善の何となく頭の中で考えていた流れを、定期的に文章に落として整理する習慣です。
この何となくを文書化して、いつでも見れるようにGoogleDriveに保存することで、いつでも見返して修正できる状態にしています。

まとめ

コーチングを通して、客観的に仕事を振り返る習慣を作るのはおすすめです。
特に社会人(仕事)経験が短く目標設定のあたりをつけるのが難しい、メンター的存在を作るのが難しい、自分で目標設定から振り返りを求められる方には非常に有効かと思います。

執筆者
事務局ファンドレイザー
土田毅 プロフィール

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