comoba 子どもを支えるあなたへ

子どもの「死にたい」「消えたい」のリスクをどう考えればよいか分からない。
不登校やうつ病の子どもへの対応に悩んでしまう。
子どもが虐待やいじめを受けているかもしれない。
悩みを抱えている子どもを支えたい。

comobaはそんな「子どもゲートキーパー」のあなたに寄り添うナビサイト。

子ども支援・心のケアに関する情報や相談先をお伝えします。

ゲートキーパーとは

ゲートキーパーとは、特別な資格を持っていなくても、
悩んでいる人に気づき、声をかけ、じっくりと話を聴き、必要な支援につなぎ、そっと見守る人のことです。

「命の門番」とも呼ばれ、誰もがゲートキーパーになることができます。
専門家だけでなく、家族、友人、職場の同僚、学校の先生、地域の人々など、私たち一人ひとりが大切な人の命を守る役割を担っています。

ゲートキーパーについて知りたい方はこちら

子どもの対応で
お悩みの方を支援します

以下のような「悩みを抱えている子どもに接する機会のある職種の方」を対象とした支援になります。

  • 教職員や学校関係者
    教職員や学校関係者
  • 塾や習い事の先生
    塾や習い事の先生
  • 子どもの居場所づくりに携わっている方(フリースクール・児童館など)
    子どもの居場所づくりに
    携わっている方
    (フリースクール・児童館など)
  • 子育てや家族に関わる機関で勤務されている方
    子育てや家族に関わる
    機関で勤務されている方
  • 保健福祉に関わる機関で勤務されている方など
    保健福祉に関わる機関で
    勤務されている方など

悩みを抱えている子どものことで悩んでいる保護者の方こちらのページをご覧ください

子どものことでお悩みの保護者の方はこちら

いま、つらい気持ちを抱えている子は、こちらのページを見てみてね。

いま、つらい気持ちを抱えている子へ

ゲートキーパーについて知る 〜ゲートキーパーの4つの役割〜

①気づき・声かけ

- 小さな変化に気づき、声をかける

子どもは、自分の気持ちをうまく言葉にできないことがあります。ゲートキーパーの第一歩は、この小さな変化に気づくことです。

主なSOSのサイン

  • 表情・態度の変化
    以前はよく笑っていたのに笑顔が減った、視線を合わせなくなった
  • 生活リズムの乱れ
    遅刻や欠席が増える、授業中にうとうとする
  • 行動の変化
    友達や先生と距離を置く、急に怒りっぽくなる、趣味や部活に興味を示さなくなる など
  • 言葉のサイン
    「消えてしまいたい」「疲れた」などの直接的な表現/「どうせ…」「もういいや」など諦めや自己否定を含む言葉
  • SNSでの発信
    死や別れをほのめかす投稿、ネガティブな画像や歌詞の共有

②傾聴

- 最後まで受け止めて聞く

子どもの話を遮らず、最後まで聞くことが必要です。子どもは「話してもいいんだ」と思える環境で、少しずつ本音を出します。

傾聴の姿勢

  • 否定せずに受け止める(「そう感じたんだね」「つらかったね」)
  • うなずきや相づちで関心を示す/「教えてくれてありがとう」と感謝を伝える

傾聴のテクニック

  • オウム返し(「学校に行きたくないんだね」など、理解していることを示す)
  • 感情の言語化(「不安なんだね」「孤独に感じてるんだね」 など)
  • 沈黙を怖がらない(考えている時間も待つ)

③つなぎ

- 関係者や支援先へ早くつなぐ

対応を一人で抱え込むことは危険です。早期に関係者との情報共有や適切な支援へのつなぎを行うことで、専門的なサポートが受けられます。

つなぎの流れ(例)

  • 信頼できる保護者や家族に状況を共有
  • 学校のスクールカウンセラー、養護教諭、担任などに連携
  • 必要に応じて児童相談所や子ども専用相談窓口へ
  • 緊急時(命の危険が高い場合)は迷わず警察や救急へ

子どもに伝えるときの配慮

  • 「あなたを守るために、専門の人にも話していい?」と確認を取る
  • 無理やりではなく、「一緒に行こう」と寄り添う
  • 支援先に行く前に、何を話すか整理できるようサポートする

④見守り

- 継続的な関心と安心感を届ける

状況が落ち着いたように見えても再びつらくなることもあります。継続的に関心を持ち、いつでも話せる関係を保ち続けることが大切です。

見守りの方法

  • 日常的な声かけ
    「おはよう」「最近どう?」など短いやりとりを続ける
    会話がなくても笑顔やうなずきで関心を示す
  • 変化の継続チェック
    表情や行動の小さな変化を観察
    過去にあったSOSサインが再び出ていないか注意
  • 安心できる居場所を提供
    放課後や休み時間に立ち寄れる空間を作る
    行事や活動への参加を促すが、無理強いはしない
  • 信頼関係を深める
    約束は必ず守る(秘密保持や時間など)
    誰かに相談する必要があるときは必ず本人に説明し、同意を得る

ゲートキーパーについて知る 〜知っておくと役立つキーワード集〜

ゲートキーパー:
自殺のサインに気づき、話を聞き、必要な資源に繋ぎ、見守る人
子どもゲートキーパー:
学校や地域で自殺リスクのある子どもに接している人や組織
自殺リスク・自殺の危険:
「自殺を考えている」「自殺で亡くなるかもしれない」など、自殺が起きる可能性がある、自殺の危機にあることが推測される状態
※本人が持っている傾向や性質(危険性)を表現するものではないことにご留意ください。
援助要請行動:
他者に助けをもとめる自発的・積極的な行動
自殺死亡率:
人口10万人あたりの自殺者数
希死念慮:
死にたい気持ちがある状態のこと。死ぬ方法として自殺行為が浮かんでいる状態ではなく、「なんとなく」といった漠然とした気持ちや、「事故で死ねたら」「誰かが殺してくれないかな」といった能動的感情
自殺念慮:
死にたい気持ちがあり、苦しい状況から逃れる方法として自殺行為が具体的に思い浮かんでいる状態
自殺願望:
自殺という方法で死を希望すること。自殺念慮と同義語
自殺行為:
自らの意思で、死を予測し、意識を終焉させる行為のこと
自殺企図:
自殺行為が実際に行われた状態。自殺行為に及ぼうとして中断する、 行動しようと考えている状態は自殺念慮。
自殺未遂:
自殺企図の結果、命を取り留めた状態
自殺既遂:
自殺企図の結果、致死に至った状態
自傷行為:
死ぬ意思がなく、死の予測なく、身体を傷つける行為

ゲートキーパーについて知る 〜資料集〜

子どもゲートキーパーに関連するサイト、PDFをまとめました。
悩みを抱えた子どもへの対応を深く学び、支える力を身につけたい方にご活用ください。

児童生徒のSOSにどう気づき、対応するか(教職員向け研修動画)

教職員向け ゲートキーパー養成研修動画(NPO法人OVA)

当法人が作成した教職員向けゲートキーパー養成研修講座です。
1部5分程度でまとめた計5部構成の動画となっており、なぜ「死にたい」という気持ちに追い込まれるのか、SNSを含めたメディアが子どもたちに与える影響、ストレスへの対処法等を紹介しています。ご利用の際はこちらの申し込みフォームからお申し込みください。

相談者の『死にたい』にどう対応するか(専門職向け研修動画)

専門職向け ゲートキーパー養成研修動画(NPO法人OVA)

当法人が作成した、保健師、養護教諭、看護師、精神保健福祉士、スクールカウンセラー等の専門職の方向けゲートキーパー養成研修講座です。
自殺の統計・現状、自殺に至る心理状態の理解、リスクアセスメント、関わり方等を紹介しています。ご利用の際はこちらの申し込みフォームからお申し込みください。

事例で考える、悩んでいる人への対応(市民向け研修動画)

市民向け ゲートキーパー養成研修動画(NPO法人OVA)

当法人が作成した、市民の方向けゲートキーパー養成研修講座です。
1部10分以内でまとめた計3部構成の動画となっており、悩んでいる人にどう気づき対応するか、ストレスにどう対処するかなど、ゲートキーパーの役割について事例を踏まえて紹介しています。ご利用の際はこちらの申し込みフォームからお申し込みください。

教師が知っておきたい 子どもの自殺予防(文部科学省)

教師が知っておきたい 子どもの自殺予防(文部科学省)

児童生徒からのSOSに気づくための基礎知識や心構え、どのような体制・役割分担をとるべきか、医療機関・地域といった校外との連携の仕方について学ぶことができます。実際の対応事例、Q&Aなども載っています。文部科学省が2009年に取りまとめた資料のため、「第1章 子どもの自殺の実態」等は古いデータとなっています。

子どもの自殺が起きたときの緊急対応の手引き(文部科学省)

子どもの自殺が起きたときの緊急対応の手引き(文部科学省)

仮に生徒の自殺が起こってしまった際、ご遺族や周囲の子どもたちをはじめ、多くの人々の心に深刻な影響を及ぼします。教育委員会やスクールカウンセラー等、関係者との連携も不可欠です。文部科学省がまとめた本資料では、「遺族へのかかわり」「危機対応の態勢」「情報収集・発信」といった内容で、主に自殺が起こってから数日以内の事後対応について解説をしています。

教職員向け 研修用動画・その他(JSCP)

教職員向け 研修用動画・その他(JSCP)

いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)が作成した、教職員向けの研修用動画や資料について案内するページです。掲載されている動画は「希死念慮のある児童生徒への適切な対応」などをテーマに、初期対応や関係機関との連携、具体的な事例を学ぶことができます。JSCPが作成したものの他、独立行政法人教職員支援機構(NITS)が提供する動画も紹介されています。

ゲートキーパー養成研修用テキスト(厚生労働省)

ゲートキーパー養成研修用テキスト(厚生労働省)

厚生労働省のウェブサイト「まもろうよ こころ」内にあるゲートキーパーに関するページです。ここでは、ゲートキーパーの役割や知識を学ぶための2023年度版研修テキスト、講師用テキスト、研修用動画、ポイントがコンパクトにまとめられ携帯に便利なサイズの「ゲートキーパー手帳」(PDF形式)などが提供されています。

まもろうよこころ(厚生労働省)

まもろうよこころ(厚生労働省)

悩みや不安を抱える人へ向けた多様な相談窓口を紹介しています。「いのちSOS」や「よりそいホットライン」などの電話相談窓口、LINEやチャットによるSNS相談(「生きづらびっと」「あなたのいばしょ」など)が案内されています。一人で抱え込まず、自身の状況や希望に合わせた方法で支援を求めることが大切です。

主な相談窓口一覧(厚生労働省)

主な相談窓口一覧(厚生労働省)

先の見えない不安や生きづらさなど、様々なこころの悩みに対応するため、電話やチャット・LINEなどSNSでの相談窓口が多数紹介されています。24時間対応の「よりそいホットライン」、18歳までの子ども向け「チャイルドライン」、10代・20代女性向け「BONDプロジェクト」など、多様な支援先が掲載されています。

   

comobaからのお願い

comobaでは、皆さまの困りごとや知りたいテーマをお伺いし、今後の情報発信に役立てたいと考えております。

今、悩みを抱える子どもたちと関わる中で困っていることや特に知りたいテーマがありましたら、ぜひご自由にご記入ください。
複数回送信していただいても問題ありません。

    相談窓口のご案内

    子どもの身の安全が確保できない状況(自殺の危険性が高いなど)の際は、警察(110番)へご連絡ください。

    運営団体について

    OVA

    検索エンジンなどで自殺関連用語を調べる自殺リスクの高い方々に対し、検索連動型広告を通じてアウトリーチとインターネット相談を実施しています。2024年5月現在、約30の自治体様・団体様にて検索連動広告等を活用した自殺対策事業を展開。相談者が抱える悩みの向こう側にある社会課題に対してアプローチをするため、研究活動・ソーシャルアクションも継続的に行っています。

    SOSフィルター

    OVAは、子どもの自殺対策を目的としたブラウザ拡張機能「SOSフィルター」を、2024年7月に無償リリースしました。学校で配られている1人1台端末において児童生徒が深刻な悩みについて検索をした際、悩みに応じた相談窓口やセルフケア等の情報をプッシュ型で届けることができます。
    サービスの詳細やお問い合わせ方法は、特設サイトをご覧ください。