OVA代表 プロフィール

伊藤次郎(Jiro ITO)

NPO法人OVA 代表理事
ポスト申請主義を考える会 事務局長
ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)

学習院大学法学科卒業。
メンタルヘルス対策を企業等に提供する人事コンサルティング会社(EAPプロバイダー)を経て、
精神科クリニックにて勤務。主にうつ病で休職しているビジネスパーソンの復職支援を行うなど、
働く人のメンタルヘルス対策に従事した。

2013年6月末に日本の若者の自殺が深刻な状況にあることに問題意識が芽生え、
マーケティングの手法で自殺ハイリスクの若者のリーチしようと
「夜回り2.0(インターネット・ゲートキーパー活動)」の手法を開発・実施し、
NPO法人OVAを設立した(2014年)。

検索連動広告などのインターネット広告を通じて、自殺ハイリスク者に介入し、
リアルの社会資源につなぐ活動は世界的にも前例なく、2013年12月には
「WHO世界自殺レポート会議及び関連行事」にて協力関係にある末木新氏(和光大学)によって、発表された。→動画はコチラ

2017年に起きた座間市における事件後には、ロサンゼルスタイムズ、朝日新聞「社説」など国内外のマスメディアに多数コメントが掲載され、規制よりも支援・受け皿の必要性を訴えた。内閣官房の有識者ヒアリングや関係省庁へ要望書を通じて、ネット上にあふれる若者のSOSの現状とニーズに合わせたインターネット上での相談窓口設置の重要性を国に訴えた。

TikTok JapanSafetyPartners、
Twitter JapanメンタルヘルスパートナーなどのSNS事業者とのパートナーシップや
Facebookインターネット・セーフティ・ラウンドテーブルに参加するなど
SNS事業者と連携したインターネットの安全利用にもかかわる。

・日本財団「ソーシャル・イノベーター」選出(2016)
・AERA「社会起業家54人」(2018)

<委員>
厚生労働省 自殺総合対策の推進に関する有識者会議委員(平成31年~現在)
自殺総合対策東京会議 委員(平成29年〜現在)
江戸川区自殺未遂者支援会議 スーパーバイザ-(平成27年〜現在)

厚生労働省 若者に向けた効果的な自殺対策推進事業検討委員会委員(平成30年~平成31年)
厚生労働省  SNS を活用した相談に関する作業部会委員(平成30年~平成31年)
東京都自殺総合対策会議 重点施策部会 委員(平成29年〜現在)
横浜市自殺対策計画策定検討会議 委員(平成30年)
新宿区自殺対策計画検討部会 委員(平成30年)
西東京市生きる支援推進計画策定検討会(平成30年~令和2年)
新宿区自殺総合対策会議若者支援対策専門部会委員(平成26年〜平成29年)

<論文・MISC>Google Scholar

・伊藤次郎. (2019). ICT を用いた若者自殺対策の実践: インターネット相談とソーシャルアクション. 社会福祉研究= Social welfare studies, (136), 86-93.
・伊藤次郎. (2018). つくる・つなぐ・ひらく (第 4 回) インターネット相談活動の実践: ICT を用いたアウトリーチ活動とソーシャルアクション. 精神保健福祉= Japanese journal of psychiatric social work: JJPSW: 日本精神保健福祉士協会誌49(4), 342-345.
・伊藤次郎, 末木新, 髙橋あすみ, 清水幸恵, & 野村朋子. (2018). ICT を用いた自殺対策の新たな方向性の検討. 自殺総合政策研究1(1), 48-58.
・伊藤次郎. (2019). SNSを活用した自殺予防 . 自殺予防と危機介入, 39(1), 16-20.
・伊藤次郎(2018)なぜ若者はSNSで「死にたい」とつぶやくのかーインターネット相談の現状ー『地域保健』
伊藤次郎(2018)「Promotion of Suicide Prevention using ICT」Suicide Policy Research.Volume 2, No.1 (Published: April 20, 2018)
・伊藤次郎(2018)インターネット・相談活動の実践 -ICTを用いたアウトリーチ活動とソーシャルアクション- 精神保健福祉
・Sueki, H., & Ito, J. (2017). Appropriate targets for search advertising as part of online gatekeeping for suicide prevention. Crisis.
・伊藤次郎(2016)
インターネット・ゲートキーパーの現場から『こころの科学』(日本評論社)Vol.186
・Sueki, H., & Ito, J. (2015)
Suicide prevention through online gatekeeping using search advertising techniques: A feasibility study.Crisis 36(4), 267-273.(国際自殺予防学会が発行)
・末木新・伊藤次郎 (2015).
インターネットを使った自殺予防:ゲートキーパー活動におけるリアルとネットの融合 最新精神医学, 20(3), 213–219.
・末木新・伊藤次郎 (2015).
インターネットを用いた自殺予防の試み:夜回り2.0における援助事例 精神科治療学, 30(4), 505–509.
・末木新・伊藤次郎 (2016).
インターネットを用いた自殺予防の課題:夜回り2.0における援助事例をもとに 臨床精神医学, 45(10), 1253-1258.
・末木新・伊藤次郎 (2017)
電話・メール応対が難しいクライエントにどう対応するのか?―面接以前の面接. 臨床心理学.第17巻第1号


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