NPO法人OVAは主に自殺対策の領域でICTを活用したアウトリーチの実践を進めてきました。自殺対策の領域ではウェブ上で自殺関連用語を調べている市民に対して、検索連動広告を利用し、自殺の危機にある人々を特定し、支援の情報を届けるなどの取組み（ICTを活用したアウトリーチ）は政策化され、普及しています。一方で、他の領域ではICTを活用したアウトリーチの実践やその研究（効果検証）が十分に進んでいるとは言えません。
私たちは、支援が必要であるにも関わらず、周囲にSOSを出せない孤独・孤立状態にある人に対して、より積極的に支援を届けていくため、領域を超えて様々な団体等と協働していきたいと考えています。
この度「先駆的アウトリーチ協働プログラム」「Ad Grantsアウトリーチ伴走プログラム（第一期）」を募集致しますので、ご関心のある団体様は以下のプログラムを確認のうえ、エントリーをお願いいたします。
Ad Grantsアウトリーチ伴走プログラム（第一期）
概要
非営利団体がGoogle Ad Grants（無償の検索連動広告）を用いて積極的に孤独・孤立状態にある人に対し、支援等に関わる情報を届けるために、その導入・運用をOVAがサポートする。
条件
- Google Ad Grantsに申し込みができる法人格であること*
- 孤独・孤立状態にある人・危機的な状況にある人へ情報・支援を届けるためにAd Grantsを利用する意図があること
- 広告運用担当者が1名以上いること（本プログラムはOVAへの代理運用ではなく、自律した運用を目指すことを想定しています）
- 実践で得た形式知・データを公表する意欲があること
- 「ICTアウトリーチャー養成講座」を視聴された団体
ICTアウトリーチャー養成講座の動画はこちらからご覧いただけます。
*Google Ad Grantsのお申し込みや、その他詳細についてはこちらをご確認ください。
Google Ad Grants – 非営利団体向け無料 Google 広告
Google for Nonprofits｜非営利団体向けプログラム：よくある質問 | Techsoup Japan
サポート内容
アウトリーチの実践過程における（以下に例を挙げる）一部の代理運用・助言・会議参加等の人的サポート
- 支援を届けたい人の同定（対象化）
- サービスが記載されたホームページの内容の見直し
- サービスの開発設計
- 検索キーワード案の選定
- 広告文案の作成・広告の設定
- 広告の効果測定の設定（コンバージョンの測定やタグ入れ）
- モニタリングと改善
- 事業全体の効果測定
- 成果の発表方法 等
募集団体数
3団体程度
募集期間 スケジュール
9月2日（金）：エントリーシートの締切
9月9日（金）：ヒアリングのご連絡
9月下旬 ：伴走プログラムを適宜開始（約3か月間程度を予定）
（※エントリーシートを記載いただいた全ての団体様に対して、本プログラムが適用になるわけではございません。恐れ入りますが、エントリーシートを見て、適宜ヒアリングなどを行い、選考させていただきます。サポート内容について協議し、両社合意の上で、本プログラムを開始致します）
先行事例
Ad Grantsアウトリーチ伴走プログラム参考事例
「Google検索広告の無償広告枠Ad Grantsを用いて、6万8千回の相談サイトへのリンク表示と5210回相談サイトへの誘導を達成-妊娠葛藤相談窓口 ピッコラーレ様との共同-」
申し込み方法
以下のエントリーシートをご記入の上送信ください。
